【元公務員で現役エンジニア】公務員とエンジニアは正直どっちを選ぶべき?

この記事では

- 公務員とエンジニアどっちになるべきか迷っている
- 公務員とエンジニアを比較したメリットとデメリットが知りたい
という方の疑問を解消します。
公務員とエンジニア、どちらを選ぶべきか迷っている人は、両者のメリット・デメリットを正しく把握することが重要です。
そうしないと、就職・転職したあとで後悔し、もとの仕事に戻りたくなってしまう可能性があります。
この記事では、公務員とエンジニアのメリット・デメリットを比べ、結局どっちを選ぶべきかの結論を示しています。

公務員よりエンジニアは夢がある
早速ですが、私は
と思っています。
それは、公務員とエンジニアを比較するとわかります。
一般的に言われている公務員のメリットを挙げてみます。
などですね。 これを見ると、

と思うかもしれません。 当時公務員だった私もそう思ってました。
ですが、エンジニアになった今私が感じることは以下の通りです。
こう見ると、エンジニアは公務員よりもかなり良い環境を狙うチャンスに溢れています。
ただし、公務員のメリットというのも完全に無いわけではではありません。
それも最後にお話しします。
上で触れたことについて、エンジニアのメリットという形で詳しくお話していきます。
エンジニアのメリット①:ワークライフバランス
まずエンジニアのメリットの1つ目「ワークライフバランス」についてです。
エンジニアのワークライフバランスは企業に勤めているのかフリーランスなのかによって大きく変わります。
未経験からエンジニアになる場合、基本的にはまずは企業に勤めることになるでしょう。
エンジニアとして企業に務めた場合、その企業の就業規則やクライアント企業の就業規則に沿って勤務していくことになります。
また、どのような案件にアサインされるか自分では決められないため、残業の多いプロジェクトに入る可能性も十分にあります。
ですので、エンジニアになることで勤務時間が増え、ワークライフバランスが悪くなる可能性もあるでしょう。
さらに炎上案件に入ってしまった場合は、かなりの残業や休日出勤も出てくる可能性もあります。

ですが、会社員エンジニアではなくフリーランスエンジニアになった場合は、自分で入る案件を決めることができます。
これは、「勤務態」や「勤務日数」、「給料」等に不満があればその案件を蹴ることができるということです。
つまり、ワークライフバランスが悪くなりそうな案件の場合は、入らないという選択ができます。
ですので、フリーランスエンジニアの場合は、公務員よりもワークライフバランスが良くなるということも十分にあり得るでしょう。
フリーランスエンジニアになったからと言って、必ず優良な案件に入れるという訳ではありませんが、スキルを十分に高めることができていれば、優良な案件を選ぶこともできるようになります。
エンジニアのメリット②:仕事に困る可能性の低さ
エンジニアのメリットの2つ目は「仕事に困る可能性の低さ」についてです。 政府の試算によると2020年には約31万人、2030年には約79万人ものエンジニア人材が不足するといわれています。
これは向こう数十年IT案件が無くなるという可能性は極めて低いということです。
もちろん、人によってスキルや能力は異なるため「必ず仕事がなくなりません」とは言い切れませんが、普通であれば職に困るという可能性はかなり低いです。
例えば、務めている企業が経営破綻してリストラされたとしても、個人のスキルがあれば問題ありません。
エンジニアを求めている企業はいくらでもありますので、スキルこそが安定につながると言えるでしょう。
逆に言うと、公務員も安定とは言えない気もします。
AIの進歩によって単純作業の仕事がとってかわられるといわれています。
実際、役所の仕事にAIを入れている事例も増えてきていますので、すでに入庁している人のリストラは無いでしょうが、採用人数を減らすことは予想できます。
エンジニアのメリット③:公務員よりも高い給料
エンジニアのメリット3つ目は「公務員よりも高い給料」についてです。
エンジニアの平均年収は
- 20~24歳:339万円
- 25~29歳:441万円
- 30~34歳:519万円
- 35~39歳:539万円
- 40~44歳:576万円
- 45~49歳:605万円
- 50~54歳:622万円
- 55~59歳:632万円
であり、 公務員の平均年収は
- 20代:300〜450万円
- 30代:500〜600万円
- 40代:650〜800万円
- 50代:800〜900万円
出典:ユーキャン
だそうです。
これでもわかる通り、会社員エンジニアの場合は給料が公務員よりも下がる可能性もあります。 ですが、これはあくまで平均値のため、公務員よりも給料を上げることも可能です。

また、フリーランスエンジニアの場合の平均年収は
- 25〜29歳:約700万円
- 30〜34歳:約800万円
- 35〜39歳:約800万円
- 40〜44歳:約850万円
- 45〜49歳:約900万円
- 50~54歳:約650万円
出典:テクフリ
となります。
フリーランスの場合は保険料も自費負担となるため支出も多いです。
ですが、それを含めても給料が多くなる可能性が大きいです。
公務員の場合は大幅な昇給を狙うことは難しいですが、エンジニアの場合は大幅に給料を上げることを狙うことが可能です。
このように夢があるのがエンジニアのメリットだと言えるでしょう。
エンジニアのメリット④:職場・勤務形態を選べる
エンジニアのメリットの最後は「職場・勤務形態を選べる」についてです。
さきほどもお話しした通り、会社員エンジニアの場合は自分で決めることは難しいです。
ですが、フリーランスエンジニアになった場合は、自分で案件を選ぶことができます。
そうなれば、職場や勤務形態を自分で選ぶことができます 例えば
などにすることも可能だということです。
公務員は仕事が楽ですが、このように楽な案件を自分で選ぶことでより良い環境を実現することができるのではないでしょうか。
もちろん、入る前に案件の状況が完全にわかっていないケースや途中から案件状況が変わる場合もあるため、かならず楽な案件に入れるという保証はありません。
ですが、スケジュールや開発内容は確認した上で案件を選ぶことが可能なため、ある程度は選ぶことができるでしょう。
公務員のメリットを感じるとすれば
ここまで公務員に比べてエンジニアは素晴らしい、というお話をしてきましたが、公務員のメリットも全くないとは言えないと思っています。
公務員のメリットを感じるとすれば
ということかもしれません。
どういうことかと言うと、エンジニアになって良い勤務形態や給料等を得るためにはスキルを安定させて、クライアントに求められる人材になる必要があります。
他のエンジニアと差別化ができており、クライアントに求められた結果、良い待遇を得ることができるということです。
ですので、未経験でエンジニアになった場合、初めのうちはスキルが無いため、自分の好きな環境を選べない期間となるかもしれません。
その期間は公務員の方が良いと感じる可能性もあります。
ですが私は、長い目で見た時に良い勤務形態や給料を狙えるチャンスがあるエンジニアの方が魅力的だと思っています。
公務員かエンジニアどっちを選ぶべきかの結論はエンジニア
ここまでの話を総括して、結論
となります。
どちらが良いということはありません。自分に合った職業を選べることが最も良い選択です。
それぞれのメリット・デメリットを良く吟味して自分に合った仕事を選びましょう。
【元公務員で現役エンジニア】公務員とエンジニアは正直どっちを選ぶべき?のまとめ
公務員とエンジニアどっちが良いのかですが、私は公務員よりもエンジニア派です。
その理由は、エンジニアのほうが色々な面で夢があるためです。
エンジニアへの転職をお考えの方へ参考になれば幸いです。
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