初心者に最もおすすめの投資とは!?「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」内容要約!
対話式で、お金の知識に乏しい青年が、運用のプロに話を聞きに行くという設定で
読みやすかったです。
知識がない初心者向けの一番効率の良い投資方法を具体的に教えてくれます。
僕が重要だと感じた内容は以下の通りです。大事なところだけ吸収して、もっと気になったら読んでみてください。
確実に減らしたくない人向けの投資
2015年9月時点で、銀行の定期預金の利率は、0.12%でなので、100万円預けても、1年で1200円しか増えません。
元金が減るリスクがほとんど無く、でも銀行の定期預金よりは利率が良い投資があります。
それは、日本国債を買うこと。
個人向け国債は元本保証なので、途中で解約しない限り減りません。
そして、利率は0.3%なので、銀行の定期預金よりはマシです。
日本が財政破綻して元本が返ってこなくなるという心配について、その場合は国よりも銀行の方が先に破たんしているはずなので、銀行に預けていたとしてもどっちにしてもアウトです。
そもそも日本の国債はほとんどが国内からの借金なので、財政破綻することはまず無いと言って良いでしょう。
銀行には近づくな
銀行は、色々な投資をおすすめしてくれますが、銀行でお金の運用なんてしようと思わない方が良いです。
銀行が提案してくる運用商品は手数料が高く、リスクに対する利益の割合が低いものがほとんど。
銀行で買うべき商品は、個人向け国債以外にありません。しかも、それをするとしてもネット証券の口座を開設して行った方が手数料が安いのです。
銀行の窓口で提案してくる商品は、利用者のお金を増やすことよりも、どうやって手数料を取ってやろうかと考えて提案してきているので、お金の運用をしたいのなら、銀行には近づかないのが吉です。
減る可能性もあるが最も効率が良いのは投資信託
半端な知識で自分で株を買ったり、FXに投資したりするのはやめた方が良いでしょう。
株やFXは色々な要素が連動して動くので、膨大な情報をリアルタイムで把握する必要があり、素人には向きません。
素人に最も良いのは、投資信託です。
投資信託は、いくつもの上場株に分散して投資するので、リスクが少なく、平均利率は0.5%です。それより少なくなる可能性もあるが、もっと増える可能性もあります。
投資信託を買う時のポイントは、過去の実績で選ばず、運用管理費用(信託報酬)が少ないところを選ぶ、ということ。
それまで実績が良くても、その先うまくいくとは限らないので、実績は無視して良いです。
プロでもうまくいくとは限らないので、それならば目に見える手数料が安いところを選ぶのが最も効率が良いでしょう。
投資信託には、アクティブファンドとインデックスファンドがありますが、買うべきなのはインデックスファンドです。
アクティブファンドの成績がインデックスファンドの成績を上回ったことはないので、買うべきはインデックスファンドです。
家、保険の話
持ち家か賃貸かの結論は、「それからの人生で、環境が変動する若い人は賃貸の方が無難」です。
持ち家を買う場合、生命保険に入ってローンを組まされるので、家の価格に加えて、利子も手数料も払わないといけません。
住む場所が変わった場合、すぐに売ったり貸したりするのは難しいし、何十年か住んだとしても、財産価値はほとんどないので、リスクが多くなってしまいます。
また、家族がいないなら、保険も入らなくて良いです。
実は、生命保険や医療保険の保険料の半分以上が、保険会社の人件費や広告費となっているのです。
病気になった時は、「高額療養費制度」という国の制度があり、月に数万円以上の医療費を払わなくても良いので、医療保険に入る必要もありません。
「高額医療費制度」とは?(参考URL):https://hoken.kakaku.com/insurance/gma/select/high-cost/
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