起業する前に必ずおさえるポイントとは!?「起業3年目までの教科書 はじめてのキャッシュエンジン経営」内容要約!
この本は、起業の際のポイントとさらに会社を維持するためのノウハウが詳しく書かれた本でした。
起業の厳しさとその乗り越え方を教えてくれるような本です。
僕が重要だと感じた内容と、解釈は以下の通りです。
大事なところだけ吸収して、もっと気になったら読んでみてください。
ベンチャーが失敗を繰り返す理由
起業というと、世の中になかった製品やサービスを発想し、それを世の中に送り出すことで成功を納める、というのがよくあるイメージだと思いますが、実際にそのイメージで起業をすることが、数多くのベンチャーが廃業に追い込まれてきた理由です。
どういうことかと言うと、世の中にないものを開発することは、もちろんそれだけで開発するための費用がかかります。
開発している期間と、開発したとしてもそれが実際に仕事に結びつくまでは、売上は入ってきません。
開発したものを仕事につなげるには、営業や広告が必要となり、さらに経費がかかります。
ベンチャーの典型的な失敗例は、このように、世の中に無いものを思いつき、テンションが上がって、心もとない資金を元に開発を進めるも、売上に結びつくまでに体力が尽きるか、売り上げが思ったよりも伸びずに廃業に追い込まれるというパターンなのです。
キャッシュエンジン経営
数多くのベンチャーが繰り返した失敗をしないためにはどうするべきか。
それは、上で書いたような多額の開発資金のかかる事業を初めからするのではなく、ローリターンであるがローリスクの確実に利益を計上できる事業からスタートする、ということです。
これらは、当時需要があり、営業を行えば仕事があり、利益を受けられる事業だったのです。
企業のエンジンとなる、確実に利益を上げられる事業を続け、資金を蓄えた後に、開発資金のかかる事業を始めるという経営を、キャッシュエンジン経営と呼び、この本では、これを推奨しています。
キャッシュエンジン経営を行っていれば、新規事業で資金を失ってもやっていくことができるし、企業の人材や環境を育てることもできます。
キャッシュエンジン経営の始め方
キャッシュエンジン経営を始めるためには、キャッシュエンジンを見つける必要があります。
それはつまり、ローリターンだがローリスクで確実に利益を上げられるものを見つける、ということです。
ャッシュエンジン型事業の特徴をまとめると次の通り。
今やっている日々の仕事の中や、身の回りで、ちょっとした違和感や無駄を探してみてください。
それを改善するための事業は需要があり、利益を上げることができる可能性が大きいです。
そして、それを続け拡大していくことができるかどうかを考えることが重要です。
そのようなキャッシュエンジン型事業のタネを見つけたら、テストしてみましょう。
具体的には、まず1店舗で初めてみたり、そのような事業を行っている会社にアルバイトとして入社し、需要がどれだけあるか確かめてみる等です。
スタートから余裕を持って起業する方法
キャッシュエンジン型事業を見つけ、いざ起業となった場合に、余裕をもってスタートする方法があります。
それは、起業時点で仕事を受けた状態でスタートするという方法です。
起業した後に、社員を抱えた状態で仕事を探すことからスタートするのは、精神的にも資金的にも厳しい状況に追い込まれる可能性があります。
そのため、起業が決まった段階で、前の会社の取引先等に挨拶し、仕事を受けておくと、スムーズに起業に乗り出すことができるでしょう。
おすすめの方法は、前の会社でトップの成績を残すことです。
トップの成績を残していると、自分にしかできない事があったり、注目を集めてられるので、スタート時点から仕事を受けられる可能性が高くなります。
また、フリーランスとしてすでに仕事をしている人であれば、その仕事がすでにキャッシュエンジン型事業となっている可能性があるので、そこから仕事を受けた状態で起業することは比較的やりやすくなります。
会社を成長させるために
キャッシュエンジン型事業をスタートさせた後、必要となるのは、社員を増やすことと、社内環境を整備することです。
そのステップは、採用→育成→最大化です。
そのステップを踏むために、優秀な人材を集めるための会社のビジョンと熱意、また、人を動かすためのマネジメントが必要となります。
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