初対面で好印象を抱かせるための6つのポイント
この記事では
- 初対面に苦手意識があり不安に感じてしまう
- 初対面でどのような会話をすれば良いかわからない
- 初対面で相手に好印象を抱かせたい
このような要望に答えます。
この記事を読むことにより、初対面に対する捉え方が変わり、苦手意識が減少します。
私も人見知りで、だから初対面が苦手なんだと思っていましたが、ある考え方を知ってから、初対面での不安がなくなり、その結果、人に好かれることが多くなり、次の機会につながることが多くなりました。
初対面での第一印象で好印象を残すことは超重要!
初対面への不安を無くします!と言っておきながら、まず初めにプレッシャーになる話をしていきます。
わかっていると思いますが、人間関係を構築する上で、初対面はとても重要です。
初対面の印象によって、その人とのその後の関係性は180度変わると言っても過言ではありません。
なぜなら、人が初対面で誰かと会ったとき、その人の印象は、初頭効果により、深く印象付けられるからです。
初頭効果とは、「人は相手を第一印象で認識する傾向がある」という心理効果のことです。
つまり、後からどのような情報を与えられたとしても、最初に与えられた情報でその人を認識し続ける傾向が強いということです。
また、人間の脳には、「ラベリング」という性質があり、これは、人物や物事を、一つの特徴だけで認識するという性質です。
例えば、
などです。
そして、ラベリングは、初対面や、初めの印象から付けられる可能性が高いのです。
つまり、あなたの初対面の印象が最悪だった場合、あなたはその後もその印象を変えることが難しいということです。
逆に初対面が好印象だった場合、その後も好印象が残り続けるということです。
さらに、初対面で人は相手のことを、初めの90秒で「好き」か「嫌い」か、無意識の内に判断している、という研究結果があります。
そして、好きな相手なら長所に目が行きやすく、嫌いな相手なら短所に目が行きやすい、という事もわかっています。
これらからわかる通り、初対面での第一印象はとても重要であり、心理学的にも、その後の人間関係に深く影響を及ぼす、ということがわかります。
というか、初対面が最悪だった場合、次の機会を与えてもらえないこともありますので、そうなったら、その後印象を回復させる方法すらありません。
初対面が大事だということは、今までも感覚的にわかっていたかもしれませんが、それがあらゆる研究によって、明確に証明されているということで、ますます初対面の重要性が明確に感じられたかと思います。
あなただけでなく、ほとんど全ての人が初対面を苦手だと思っている
ここまでプレッシャーを煽りましたが、ここからは初対面への対策を話していきますので、安心してください。
この記事を読んでくださっている方は、少なからず
「自分は人付き合いが苦手だから・・・」
と思っているかもしれませんが、
実は、初対面に苦手意識があったり、不安に感じるということは、普通のことなのです。
あなたや人見知りの性格の人だけではなく、日本人のほとんど全ての人が、初対面で不安に感じています。
なぜそういえるかというと、心理学的に、人間関係は「拒否」から始まるということがわかっており、初対面で人は相手に警戒心を抱くことが当たり前だからです。
人がどのように人に魅力を感じるかという性質の一つに、「熟知性」というものがあります。
これは、人は相手の情報や性格を知っていれば知っているほど、その人に魅力を感じる、という性質です。
初対面は、「熟知性」が全く無い状態ということになり、相手に魅力を感じにくい状態ということが言えます。
さらにもう一つ、あなたがまだ子供だった頃を思い出してください。
両親などから、
と教わってきませんでしたか。
日本人のほとんどの人が、このように教えられて育ってきたと思います。
それは、大人になっても変わっていません。
急に知らない人が自分に近づいてきたり、話しかけてきたら怖いですよね。
これらからもわかる通り、初対面で相手に対して警戒心や不安を抱くということは当たり前のことで、普通のことなのです。
つまり、初対面であなたが不安に思っているとき、その相手もあなたに対して不安に思っているということです。
自分だけが不安に感じているのと、相手も不安に感じているのとでは、心持ちが違ってきますよね。
お互い不安なのだから、一緒に頑張りましょうという気持ちになるかと思います。
さらに、人は初対面の心理状態において、不安に感じていると同時に、「早く関係を深めたい」とも思っています。
なぜなら、深い人間関係のほうが楽だからです。
初対面よりも気心の知れた友人のほうが一緒にいて楽ですよね。
早くその状態になりたいので、初対面は「不安」と「早く関係を深めたい」が共存している状態、
ということになります。
初対面は、これまでただ漠然と不安だったかと思いますが、実は相手も不安であり、さらに早く関係を深めたいと思っている、
ということを知るだけでも、初対面に対する捉え方が変わってきたのではないかと思います。
初対面の印象に会話の内容は関係ない
次に、さらに安心する話をします。
初対面で、人は相手の何に印象を受けるのか、ということを研究した結果で、
「メラビアンの法則」というものがあります。
メラビアンの法則は、初対面で人は相手の
- 表情・態度:55%
- 声:38%
- 会話の内容:7%
から印象を受ける、という法則です。
なんと、93%が話の内容以外の部分からの印象であり、会話の内容はたった7%しか無いのです。
・初対面で何を話せばよいのかわからない
・初対面で話が続かない
という悩みを抱えている人は多いかと思いますが、実は、話の内容は何でも良かったということです。
話以外の93%の印象が良ければ、たとえ話の内容があまり良くなかったとしても、その人の初対面での印象は好印象に終わることでしょう。
よって、本記事の以降の内容に、話の内容は一切ありません。
以降のポイントは全て話し以外の要素です。
まずここをおさえることによって93%の好印象を掴みましょう。
とは言っても、「そこは出来てるから会話の内容が知りたいよ」とか、「会話の内容も大事でしょ」と思う人はいると思います。
そのような人のために、おすすめの会話の内容についても記事にまとめていますので、よろしければそちらもご覧ください。(←今執筆中です)
人から好印象を抱かれる人には共通点がある
あなたの周りに、以下の特徴のある人はいませんでしょうか。
などです。
思い当たる人が1人くらいはいるかと思います。
これらの人には、共通点があり、それがあることで初対面で好印象を残し、人に好かれることが出来ているのです。
つまり、これまで初対面が苦手だと思っていた人でも、それを実践することにより、好印象を残せる可能性が格段にアップするということです。
その共通点を、以下6つのポイントとして紹介しますが、
それらポイントは、目からウロコのようなびっくりする内容ではなく、これまで聞いたことがあったり、当たり前だと思うようなポイントだと思います。
それには理由があります。
それは、自分が初対面で誰かと話しているところを、自分で確認することが出来ないからです。
自分がどんな様子で話しているのかを、自分で確認することが無いので、悪いところや改善点に気づくことが出来ず、そのままになってしまっているのです。
ですので、これからお伝えするポイントを知り理解した後は、実際にそれを練習し、自分で確認することがとても重要となります。
初対面を想定して、鏡の前で実際に話してみたり、動画撮影して後で見返してみたりして、自分を観察してみてください。
おそらく、「自分ってこんな感じなんだ・・・」と衝撃を受けると思います。
そして、ここがだめだなとか、もっとこうしたほうが良いかもとおもうところが出てくると思いますので、何回もやってみてどんどん改善を図ってください。
そして、実際の初対面の時に、それを出せるように準備しておくことによって、初対面で好印象を抱かせることができるようになります。
好印象ポイント1:表情は笑顔
まず1つめのポイントは表情です。
初対面では、不安や緊張から、無表情になってしまったり、顔がこわばってしまうことが多いです。
その状態で話をすると、嫌々話していると思われてしまったり、相手に不快感を与えてしまいます。
ですので、表情は意識的に笑顔にしましょう。
笑顔と言っても、気持ち悪いほどの笑顔ではなく、微笑くらいの自然な笑顔を意識してください。
笑顔にするタイミングは、初対面の一番最初のタイミングです。
一番初め目が合うタイミングで、自然な笑顔にし、挨拶をしてください。
その後、ずっと笑顔でいる必要はありません。
ずっと常に笑顔が貼り付いている人も気持ち悪いですので、ところどころ自然な笑顔にするくらいで十分です。
初対面を笑顔にすることで、相手は無意識の内に、「この人は自分に対する敵意が無い」と判断してくれます。
それによって、相手も自分を受け入れやすくなり、自分に対する印象が変わります。
好印象ポイント2:相手と目を合わせて話す
2つめのポイントは目線です。
話すときは相手の目を見て話しましょう。
相手の話を聞く時も、目を見ながら聞きましょう。
これも当たり前と思うかも知れませんが、出来ていない人をちらほら見かけます。
相手の目を一切見ずに話してしまうと、相手に
「話をどうでも良いと感じているんだ」
と判断されてしまいます。
相手の目を見て話すことによって、相手は
「真剣に話をしてくれている」
「真剣に話を聞いてくれている」
と感じ、好印象につなげることが出来ます。
ですが、常に相手の目を見すぎてしまい、相手がガードしてしまっていると感じる場合は、時々目線を外す等、調節してください。
好印象ポイント3:手を相手の見えるところに置く
3つめは、手に関するポイントです。
自分の手は、相手から見える場所に置きましょう。
さらに、手のひらが相手に見えるように、ジェスチャー等をしながら話すことも、好印象に繋がります。
また、椅子に座っていて前にテーブルがあるときは、手をテーブルの上に出しましょう。
人は、相手の手がどこにあるのかによって、無意識に相手への印象が変わります。
相手の手が見えてない状態は、不安や不快感を生じさせてしまいます。
あなたも、ポケットに手を入れて話している人に不快感を覚えたことがあるのではないでしょうか。
人は常に相手の手がどこにあるか気にしているわけでは無いですが、手が見えるところにあると、無意識の内に、安心感を覚えたり、相手が自分に対して積極的であることを感じます。
好印象ポイント4:姿勢を相手に向ける
4つめは姿勢に関するポイントです。
初対面の一番初め、話しかける時は腰を低くし、目線を相手よりも下げて話しかけましょう。
上から見下されて話しかけられるのは、警戒心・不快感に繋がります。
また、会話中は、心臓・膝・つま先を相手方向に向けることを意識してください。
それによって、相手は
「自分に全力で向かってくれている」
と感じます。
姿勢を別の方向に向けながら会話をすることは、
「自分に興味を持たれていない」
と感じられてしまい、
印象が落ちてしまいますので気をつけてください、
また、腕を組みながらや、足を組みながら話すことも、印象が下がります。
意識しないとついついやってしまいがちですので、注意してください。
好印象ポイント5:感情表現豊かなリアクション
5つめは、相手が何かを話した時のリアクションに関してのポイントです。
相手発言に対するリアクションは、感情表現豊かなリアクションを意識しましょう。
無表情の反応や、リアクションが薄いと、相手は
「どうでも良いと思われているのかな」
と不安に感じてしまいます。
逆に、感情表現豊かなリアクションをすることで、
相手は話すのが楽しくなり、
もっとこの人に自分の話をしたいと感じてもらえます。
その結果、話が弾み、楽しい時間を共有することができますので、
自分の好印象につなげることが出来ます。
わかりやすいリアクションとして、
があります。
これらのリアクションは、意識しやすく使い所がわかりやすいため、
是非うまくできるように準備しておきましょう。
ですが、不自然な程の、オーバーリアクションになってしまうと、胡散臭さに繋がりますので、注意が必要です。
あくまで自然にリアクションを取ることが重要です。
好印象ポイント6:声は少し高め・大きめにする
最後のポイントは、声に関するポイントです。
初対面の時、特に第一声の声は、自分の自然に発する声よりも少し高めのトーンで、少し大きめの声量にすることを意識しましょう。
低い声は相手に威圧感や恐怖を感じさせることに繋がります。
また、小さい声はこちらが不安や緊張を感じていると思われ、相手にもその感情が伝わってしまいます。
声は自分の心理状態がとても現れやすい部分です。
ですので、初対面で声を出す時、自分が出そうとしている声とは、全然違う声が出てしまうことが多いです。
声の高さと大きさを調節し、自然に入ってくるような声を出せるように準備しておきましょう。
初対面で好印象を抱かせるための6つのポイントのまとめ
本記事で紹介するポイントはこれで全てですが、これらが全て出来ている人というのはほとんどいないと思います。
僕自身も出来ていると断言はできません。まだ意識してできるように頑張っている段階です。
それだけこれらを身につけることは難しいのですが、これらを出来ているのと出来ていないのでは、印象が全く違います。
いきなり全てを身につけることは出来なくても、一つずつ身につけられるように意識してみてください。
また、初めにお話したとおり、今回の記事を読むだけではなく、実際に練習しないと身につきません。
鏡の前や、動画撮影して自分自身を確認してみてください。
十分ご承知かと思いますが、初対面では不安や緊張に包まれます。
そのような不安定な状況では、準備し、身についていることしか表に出ません。
初対面で好印象を抱かせることは、その後の人間関係に繋がり、人間関係は、あなたの人生に繋がります。
是非、この記事を有効活用してみてください。
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