ステロイド薬で炎症がおさまる仕組みは?使いすぎたら怖い理由とは?
これは、重要なところだけをスピード重視でわかるための解説です。
細かいところの名称が違ってたり、詳細を省いたりしているところがありますが、ご了承ください。
そもそも炎症が起こるのはなぜ?
あなたのお肌が傷つけられたり、体内に菌やウイルスが侵入したとします。
それはつまり、身体を形成している細胞に傷がついたり、菌やウイルスが細胞を攻撃しているということです。
するとその時、細胞から色々な成分が放出され、それが命令のように脳に伝わります。
例えば、「血管を太くしろ!」とか「痛みを出せ!」とか「発熱しろ!」とかです。
これが人間の免疫機能というもので、傷や菌、ウイルスと闘うための身体の機能です。
そして、その内の一つとして炎症がおこります。
免疫機能が激しく機能しているときに炎症がおこるイメージです。
出来モノとか虫さされとかでお肌が赤くなっていたりするのは、炎症が起こっています。
また、気管支炎とか肺炎とかは、それぞれその場所に、菌、ウイルスが入り、炎症が起こっている病気ということです。
ステロイド薬の役割は?
ステロイドとはステロイド核を持つ化合物の総称で、細胞膜の構成に重要な脂質であるコレステロールやステロイドホルモン、胆汁酸、ステロイド誘導体であるビタミンDが該当します。
要するに、ステロイド薬がしてくれることは、細胞を再生しやすくしてくれるのと同時に、免疫機能を抑制してくれることです。
細胞を再生するためのホルモン(命令を出すもの)と、細胞になる材料は含まれており、また、免疫機能を抑制するため炎症が抑えられるという効果があります。
ステロイド薬の注意点
ただし、免疫機能を抑制することは良い点ばかりではありません。
外部からの侵入者に対し、対抗するための機能が免疫機能なので、それが抑制されると、感染症にかかりやすくなったり、自律神経に作用し、いろいろな副作用が起こる可能性があります。
また、長期にわたってステロイド薬を使用していると、人間の本来持っている免疫機能を抑える力が弱くなってしまいます。
なので、ステロイド薬を長期的に使っていたのに、急に薬を使うのをやめると、免疫機能が強くなりすぎてかゆみを生じたり、不具合を生じてしまいます。
長期的に使っていたステロイド薬をやめるときは、徐々に量を減らし、ゆっくりとやめていく必要があります。
まとめ
気管支炎になり、ステロイドの薬を使うことがあったので調べてみました。
薬はどれも、用法用量を守って使うことが大切ということです。
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