【現役プログラマーが暴露】プログラマーの残業はどれくらい?残業が多い理由と残業を無くす方法を解説!
この記事では
- プログラマーって残業が多いの?
- プログラマーに残業が多い理由って?
- 残業を無くす方法はないの?
という疑問を解消します。
現在プログラマーの人やプログラマーに興味がある人は、プログラマーにどれだけ残業があるのかの実態を知っておくべきです。
そうしないと、いざ残業が多くなった時に耐えられなくなってしまう可能性があります。
この記事では、現役プログラマーである著者が、プログラマーにどれだけ残業があるのかの実態を暴露し、残業が多い理由と、残業をなるべく少なくする方法までを解説します。
プログラマーは実際どれくらい残業があるのか
プログラマーが実際どれくらい残業をしているのかですが、
とされています。
つまり、1日1時間未満の残業ということですね。
思っているほどひどくないと思ったかもしれませんが、これはあくまで平均です。
プログラマーは案件ごとに仕事内容が異なったり、案件の中でも工程によって忙しさが大きく異なります。
ですので、定時上がりの期間があれば、60時間/月の期間もある、ということです。
実体験として、僕の前回のプロジェクトでは
のような状況でした。
後半にかけてテストの進捗が上がらなかったため、残業時間が増えていますね。
このように、進捗が遅れていたり、トラブルが発生したりしている期間は残業が多くなってしまいがちです。
上記のプロジェクトは、最高でも残業40時間程度でしたが、別の担当者や別プロジェクトでは、残業60~100時間/月という話も聞こえてきていました。
このように、プログラマーの残業時間は機関によって不安定なものだということを理解しましょう。
また、プログラマーの残業時間は企業によっても大きく異なります。
大企業や良い案件を任されるコネクションを保有している企業に所属している場合は、優良な案件に入る確率が高いため、残業は少なくなる傾向にあります。
ですが、下請け企業など立場の弱い企業に所属している場合は、劣悪な案件であっても受けなければならないため、炎上案件などに入ることが多くなり、残業時間が多くなる傾向にあります。
ですので、これからプログラマー就職として企業を選ぶ際は、企業毎の残業時間を確認するとともに、できれば案件の受け方を確認しておくべきです。(できれば案件を何次受けすることが多いかを確認したい)
プログラマーの残業が多くなる理由とは
プログラマーの残業時間が多くなる理由は主に以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説していきます。
バグがどれだけ出るかがわからないため
プログラマーはもちろん、なるべくバグを出さないようにコーディングをするのですが、実際どれくらいバグが出るかを事前に把握することはできません。
バグ数の目安としてステップ数の1/10個など指標を置く場合もありますが、実際、その指標を大きく外れることも多いです。
出てきたバグを処理する期間を設けてスケジュールを立てますが、予想以上にバグが多い場合でも、そのスケジュールの中で全て直し切るということになることが多いです。
その結果、その期間は1日あたりの作業量が多くなるため、残業時間が増大します。
また、リリース日の直前でバグが見つかってしまった場合など、緊急でバグを直さないといけない場合も、残業して対応することになります。
顧客の要望は絶対のため
下請け企業など、立場の弱い企業に多いのですが、「顧客の要望は絶対」という風潮がある場合があります。
本来、プログラムの内容は設計段階で全て決めておくことが理想ですが、コーディング途中やコーディング終了後に、プログラムの仕様が顧客都合で変更になることがよくあります。
実際に見てみたらやっぱりこっちのほうが良かった、とか
よく考えると機能が抜けていたので追加してほしい、とかね。
その場合でも、プログラム作成を担当している企業は、お客あっての仕事なので、
とはなかなか言えない状況となってしまい、追加対応をすることになります。
その場合、スケジュールを伸ばせるよう調整をすべきですが、大抵の場合スケジュールを伸ばすことはできないとなり、同じスケジュールの中で作業量だけが増えることになります。
その結果、残業時間が爆発する、ということです。
スケジュール設計が適切でないため
残業時間が増える理由の1つにスケジュール設計が適切でないため、ということがあります。
炎上案件などでは、スケジュールを立てた段階からすでにそのスケジュール通りに進めることが明らかに無理だとわかる場合があります。
おかしいとわかっていてもそのスケジュール通りに進めるしかなく、当然、残業時間が多くなります。
明らかにおかしいとわかっていてもそのスケジュールを変えられない理由は、
などです。
そのような鬼スケジュールを突きつけられた際に、余裕のある企業であれば
という選択ができます。
ですが、案件を選んでいられない企業は、炎上するとわかっている案件でも入らなくてはなりません。
その結果、社員は疲弊しますが、単価が安いので給料を上げることはできない、という悪循環に陥ります。
残業時間をなるべく少なくする方法
上記のような状況の中でもなるべく残業時間を少なくする方法は、以下です。
それぞれ詳しく解説していきます。
残業の少ない案件に入る
残業時間を少なくするためには、そもそも残業の少ない案件に入ることが重要です。
例えば、
などです。
このように、不測の事態が起こったとしても調整しやすい案件に入っていれば、残業時間が急激に増えるということをなるべく防ぐことができます。
ですが、所属している企業によってはそのような優良案件が少ない場合もあります。
その場合は、転職を考えることも1つの選択肢です。
スキルさえあれば転職が比較的簡単なこともプログラマーのメリットです。
転職してホワイトな企業に所属することで、残業時間を減らせる可能性は大きいです。
自身のビジネススキルを上げる
ビジネススキルが低く、作業に時間がかかってしまう人はやはり残業が多くなる傾向にあります。
自分のビジネススキルを上げることで確実に残業時間を減らすことができます。
例えば
などなど。
単純に仕事の処理を早くする、という観点と、仕事の量自体を減らす、という観点を持つことで残業時間は減らすことができます。
現場の実態としても、同じくらいのタスクが振り分けられているのに、残業時間が多い社員と少ない社員というのは必ず出てきます。
僕の経験上、残業時間が多いメンバーは
などしている気がしますので、心当たりがある方はご注意を。
残業はなるべくしない主義を掲げておく
他のメンバーや上司に対して、
というスタンスを提示しておく、ということは意外と重要です。
追加のタスクを振り分けたり、誰かを選んで仕事を任せるという際に、
という感じで上司が考える場面があります。
その際に、はっきりと残業は嫌です、というスタンスを提示しておくことによって、他の社員よりも残業時間を減らせる可能性は高いです。
ですが、この方法はチーム内の協調性を欠いたり、昇進に繋がりにくくなったりする可能性があるため、そのへんは注意しながら行う必要があります。
【現役プログラマーが暴露】プログラマーの残業はどれくらい?残業が多い理由と残業を無くす方法を解説!のまとめ
プログラマーの残業時間は、平均するとそこまで他職業よりも多くはありません。
ですが、プロジェクトの性質上、残業が多くなるときと普通の時の差が激しい職業です。
ですので、なるべく残業時間を爆発させないように、上記で説明した方法を用いたり、企業選びを慎重に行いましょう。
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