就活でまず最初にやるべきこと(読むと第一志望が決まります)
この記事では、
- 就活しないといけないけど最初に何をしたらいいのかわからない
- 自分のやりたいことがわからない
- 第一志望を決められない
といった悩みを解消します。
私は就活当時、ここまで深く考えることなく就職してしまい、3年で仕事をやめることになってしまいました。
やめることが悪いことではありませんが、目的をもって就職していなかったため無駄な3年間を過ごしてしまいました。
そこから自分の人生について考え、無事、自分の意思で選択した仕事に転職しました。
若い時期の経験というのは貴重です。
その期間を無駄にしないためにも、しっかりと自分の意思で職業を選択できるようになりましょう。
この記事では、求人応募や面接対策の前にすべきことをまとめて書いています。
就活で最初にすべきこと1:ライフプランを立てる
まず最初にライフプランを立てましょう。
これはあなたがこの先、どんな人生を送っていきたいのかを明確にする、ということです。
と言われるかも知れませんが、もちろんその通りです。
先のことはわからないので、その時々の状況によって計画は随時見直していく必要があります。
ですので、今の時点での計画を立てる、
ということです。
無計画で突き進んだ結果、無駄な時間を過ごしてしまったり、後で後悔してしまう可能性があります。
そうなった時にもう時間は戻りません。
スキルや知識を貯めることなく市場価値が低いまま年齢だけが増えていった結果、低所得で思い描いていた生活を送れない大人になる可能性があります。
その先には、自分の理想の人生を送れず、後悔と共に人生を終える、という結末が待っています。
脅かせたかも知れませんが、そうなる可能性は十分にあります。
ですので、ライフプランを立てておくことはとても重要です。
ライフプランの立て方
ライフプランは、年齢別に立てていきましょう。
1年毎に立てるのが大変な場合は、3年おきくらいでも良いです。
このような感じです。
そして、年齢別に下記の事項について考えてみましょう。
それぞれの年齢で求めるものや重要視することは違ってくると思いますので、
各年齢でこの4つを考えることが重要です。
人生の重大イベント
自分の人生でどこのタイミングで結婚するのが理想なのか、また、どのタイミングで子供がほしいのか、何人くらいほしいのか、などを計画しておきます。
これにより、例えば、
がかかるため、それまでにどれくらいお金を貯めていないといけないのかがわかります。
勤務地・居住地
どこで働きたいのか、また、どこに住みたいのかを計画しましょう。
ずっと実家で生活するのも良いですし、どこかで1人暮らしするのも良いです。
1人暮らしする場合は、日本のどこに住みたいのか、住む街によって特徴がありますので、生活も変わってきます。
はたまた、人生のどこかのタイミングで1度は海外に住みたい、という人もいるでしょう。
その場合、海外に行くならなるべく早いほうが良いため、どのタイミングくらいで海外移住をするのかも決めておいたほうが良いでしょう。
生活水準
年齢別に、どれくらいの水準で生活がしたいのかを決めておきましょう。
など、大体の支出がわかれば、どれくらいの給料が必要なのかがわかります。
そこから、大体の希望年収を計算しておきましょう。
ワークライフバランス
人生で仕事にどれくらいのウェイトを置くのかを決めましょう。
仕事はほどほどにして趣味の時間を多くしたいのか、仕事をバリバリ頑張って給料を稼ぎたいのか、なんとなくイメージします。
一日に何時間働いて、仕事が終わった後、寝るまでに何時間あれば良いのか、具体的に想像してみましょう。
例えば、
このパターンと、
このパターンとでは大違いですよね。
また、労働時間の観点以外にも、精神的な観点もあります。
例えば、仕事以外の時間でも、常に仕事の連絡が来る可能性があったり、仕事のことをずっと考えていないといけないような仕事もあります。
プレッシャーが大きかったり、責任が大きい仕事はその様になる可能性もあるため、その観点でも、ワークとライフをどれくらいの割合にしたいのかを考えておきましょう。
ライフプランが決まったら
ライフプランを立てたら、自分が実現したい人生がある程度描けていると思いますので、そこからわかる仕事に求める条件をまとめておきましょう。
勤務地・給与・就業時間・ワークライフバランス等の理想を決めておくことで、後々、仕事選びの基準となります。
就活で最初にすべきこと2:自己分析
自己分析をすることで、自分のキャラクターがわかり、自分の長所・短所が明確になります。
と言われるかも知れませんが、なんとなくわかっているのと、明確に言語化しているのとでは全然違います。
なんとなくわかっているだけでは、すぐにそれを自分の言葉で話すことが出来ません。
明確に言語化していることで、面接で質問された場合でもすぐに回答することが出来ます。
さらに、自分のキャラクターや長所・短所を知ることで、どんな仕事が自分に合いそうなのかを判断する材料にもなります。
仕事を自分の得意分野や好きな分野にすることはとても重要です。
それによって、結果を出しやすくなったり、頑張ることも辛くなくなります。
あなたは学生時代、クラスの中でどんな立ち位置で、どんなキャラクターだったでしょうか。
世の中は、クラスをもっと大きくしたようなものです。
クラスでのキャラクターは、社会でもそのままであることが多いです。
なぜなら、クラスでのキャラクターは自分が一番楽で居心地の良いキャラクターだからです。
もちろん、学生時代と社会人になってから全然キャラクターが異なる人もいますが、それは一部です。
社会では、どんなキャラクターでも、それを活かせる仕事がありますので、それを見つけてその環境に身を置くことがとても重要となります。
ここから、私が実際に試して効果のあった自己分析の方法を4つ紹介しますので、参考にしてください。
自己分析の方法1:自分史を書く
ライフプランは未来に向かって書きましたが、今後は過去に向かって書いてみましょう。
今の年齢から物心がついた年齢まで、印象深かった思い出や、イベント等を書き出してみましょう。
意識するポイントは
などです。
そして、自分史を書いたら、そこから分かる自分の特徴を書き出してみましょう。
自己分析の方法2:モチベーショングラフ
上下に幸福度、右に物心ついた年齢から今の年齢となるグラフを書き、それぞれの年齢で幸福度がどう変わっていくのかを書いてみましょう。
書いた後は、自分がどんなことで幸せに感じるのか、また、逆に不幸に感じるのかを書き出してみましょう。
これができれば、それはおそらくこの先の人生にも当てはまります。
幸せになることを掴み、不幸になることを避けて生きるための方向性が明確になると思います。
参考画像(筆者が行ったもの)
自己分析の方法3:Q&A
今からシンプルな質問をするので、それに直感で答えてください。
その答えを後から客観的に見返すことで、自分の大切にしているものとそうでないものがわかり、自分のキャラクターを掴む事ができます。
以上です。
ここでは以上としますが、より多くの質問に答えたほうが効果がありますので、余裕がある方は別の質問もググってみてください。
自分の答えを客観的に見てどうでしょうか。
わかったことや特徴を書き出してみましょう。
自己分析の方法4:マインドマップ
次は、紙とペンを用意し、自分の名前を中央に書いてください。
その周りに、自分と関連する物事、何でも良いのでどんどん書いてみましょう。
例えば、自分の左に仕事に関する物事、右にプライベートに関する物事を書き、そこから派生させると広がりやすいでしょう。
そして、自分だけではなく他人に自分のマインドマップを書いてもらうこともおすすめです。
2人くらいから書いてもらえば、他人からどういう印象に見られているのかを知ることができ、客観と主観の双方から自己分析をすることが出来ます。
参考画像(筆者が行ったもの)
自己分析が終わったら
この4つの自己分析をした人は、自分の特徴・キャラクターがなんとなくわかってきていると思います。
では、その特徴が長所となるのか、短所となるのかを考えてみましょう。
また、どのような環境なら長所で、どのような環境なら短所となるのか、を考えてみましょう。
それを仕事に当てはめることで、自分にあった仕事を選びやすくなりますし、面接で長所・短所を聞かれた時に明確に答えることができるようになります。
参考画像(筆者が行ったもの)
就活で最初にすべきこと3:世の中の仕事を知る
私が大学生の時、世の中にどんな仕事があるのかなんてほとんど知りませんでした。
そして、それが自分がやりたいことを選べない理由でした。
どんな仕事をしたいかを選ぶためには、世の中にどんな仕事があるのかをまず知る必要があります。
例えば、あなたは何味のラーメンが好きですか?
こう聞かれた時、あなたは、醤油or豚骨or味噌or塩・・・のように考えると思います。
それは、その味があることを知っているからできることです。
何味があるかを知らなければ、それを選ぶことができるはずがありません。仕事も同じです。
世の中にある仕事を分類すると、業界と職種に分けることができ、下記のようなものがあります。
【業界一覧】
- メーカー:モノをつくる
- 商社:モノを動かして利益を得る
- 小売:モノを消費者に売る
- 金融:お金を動かして利益を得る
- サービス:かたちのないものを売る
- マスコミ:情報を大勢の人に一度に伝達して利益を得る
- ソフトウエア・通信:情報に付加価値をつけて売る
- 官公庁・公社・団体:国と地方公共団体の役所
(マイナビより引用)
【職種一覧】
- 営業
- 事務・管理
- 企画・マーケティング・経営・管理職
- サービス・販売・外食
- Web・インターネット・ゲーム
- クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイン)
- 専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)
- ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)
- エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)
- 素材・化学・食品・医薬品技術職
- 医療・福祉・介護
- 建築・土木技術職
- 技能工・設備・交通・運輸
- 教育・保育・公務員・農林水産・その他
(リクナビより引用)
どうでしょうか、多いですよね。
しかも、これらを読んでどんな仕事かをイメージすることは難しいと思います。
普通に生活していて接することのできる仕事は、世の中の仕事のほんの一部分です。
なぜなら、私達が生活で見る事ができるのは、対消費者の仕事だけだからです。
ですが、世の中には消費者を相手としない仕事も多くあり、それは普段私達が見ることは出来ません。
なので仕事内容をイメージしづらいのです。
仕事を選ぶ上で、これらの仕事がどのような仕事なのか全て調べることが理想です。
本当に自分にあった仕事を見つけたいと強く思う人は、一つずつ、検索して調べてみるべきです。
(「営業 仕事内容」とかで調べれば出てきます。)
さらに重要なのは、業界と職種を知り、そのさきの業務レベルまで深堀りする、ということです。
例えば、営業を調べて、
とわかったとします。
そこからさらに、実際その仕事をしたときに業務レベルで何をするのかまでイメージしておくことが重要です。
などなど
一口に営業と言っても、実際に何をするのかは様々です。
そこまでイメージしておかないと、思い描いていた理想と、実際に就職してからの現実がかけ離れてしまう可能性があります。
就活で最初にすべきこと4:第一志望を決める
ここまで出来たらあとは第一志望を決めるだけです。
ライフプランと自己分析を考慮して、自分の求める理想の仕事を考えてみましょう。
実際にそのような素晴らしい求人はないかも知れませんが、理想を持っておくことで、理想に一番近いものという基準で第一志望を選ぶことができるようになります。
第一志望を決める際は、業務→職種→業界の順番に決めましょう。
つまり、
ということです。
なぜこの順番に決めるかというと、そのほうが、実際に就職した後、理想と現実のギャップが少なくなるからです。
実際に行う業務が一番具体的ですので、そこを第一優先で考えることでギャップを少なく出来ます。
「就活で最初にすべきこと」のまとめ
どうでしたでしょうか。かなり大変だったかと思います。
ここまで考えてやっと第一志望を決めることが出来ます。
あなたの友人達はきっとここまで考えずに第一志望を決めていると思います。
ですがその結果、数年後、思っていた人生とかけ離れ、仕事をやめたり、転職をして、無駄な時間を過ごす人が出てくるでしょう。
就活はあなたの人生を左右するとても重要なイベントです。多くの時間をかけてじっくりと望むべきです。
さらに、ここまで考えて第一志望を決めているということは、面接でかなり有利になります。
面接で質問されることは、
ということですので、それはあなたの中にしっかりと理由があるはずです。
それを答えればよいだけなので、面接が楽になり、面接官からの評価も良くなります。
実際の面接でどのような考えで望むべきかは別記事にまとめておりますので、良ければそちらもご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。あなたが理想の人生を歩むことができるよう応援しております。
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