曲を聞いただけでコード進行がわかるようになる方法
- 曲を聞いただけでコードがわかるようになりたい
- プロの人とかって聞いただけですぐギター弾き始めるよね
という疑問に答えます。
初心者の人は通常、曲のコード進行が知りたいとき、コード譜が載っているサイトで検索し、コード譜を見ながら演奏する人が多いと思います。
ですがプロの人等は、コード譜を見なくてもすぐギターを弾き始めますよね。
それは少しの知識を知ることと、多少の練習によってできるようになります。
コード譜を見なくても曲を聴いただけで頭の中でコードが浮かぶようになったら、とても便利で楽器を演奏するのがさらに楽しくなります。
この記事では、曲を聞いただけでコードがわかるようになるための方法をまとめています。
※ちなみに、この話はコード進行に関する話なので、コードを出せる楽器なら何の楽器でも適応できます。
曲を聞いただけでコードがわかるようになる方法
曲を聞いただけでコードがわかるようになる方法は以下のステップで進めます。
このステップを1つずつ進めていくことで、メロディーが思い浮かぶ曲ならだいたいコードが分かるようになってきます。
それでは1つずつ説明していきます。
ダイアトニックコードを理解する
ダイアトニックコードを理解することは、曲を聞いただけでコード進行がわかるようになる第一歩です。
一般的なJ-popなどの曲はコード進行のパターンがある程度決まっており、
出てくるコードの組み合わせもある程度決まっています。
それを理解すれば、なんとなくこの雰囲気の曲はこのパターンかな?という感じで
コードが頭の中に浮かぶという仕組みです。
ダイアトニックコードを覚えると言っても、そんな難しいことではありません。
わかりやすく、ダイアトニックコードを説明します。
まず曲にはそれぞれキーというものが存在します。キーは、その曲の基準になる音であり、その曲の中で一番安定する音です。
後ほど、キーの見つけ方についても解説します。
それぞれのキーによって、ダイアトニックコードがありますが、同じパターンなので1つだけ覚えれば残りは応用できます。
例えば、キーがCの場合。
これでダイアトニックコード完成です。
キーがCの曲は上記のコード達で構成されている曲が多いということになります。
もしも、キーがGなら、
となります。
別のキーでもやり方は同じです。
コード譜を見ると、ほとんどがダイアトニックコードでできてることがわかると思います。
たまにダイアトニックコードにないコードが出てくることもあり、その場合はパターンを個別で覚えていく必要がありますが、ダイアトニックコードだけで構成されている曲も多くあります。
キーの見つけ方
先ほども書いたとおり、キーは、その曲の基準になる音であり、その曲の中で一番安定する音となります。
よって、
です。
キーの見つけ方は次の手順になります。
また、暗い雰囲気の曲ならメジャーコードではなく、マイナーコードをAm→Bm→Cm→…と
鳴らしてみましょう。
キーを見つけたと思ったら、それをジャラーンと鳴らしながら曲が終わる感覚が
あるかも確かめてみましょう。
さらに、キーの見つけ方のコツとしては、
コードはその時の歌の音階を含んでいることが多いので、その歌いだしのフレーズをギターの単音で弾いてみて、その音を含んでいるコードはどれか考えてみましょう。
また、曲の始まりや終わりがキーでない曲もあります。
そのような曲は他の曲に比べてキーを探すのが難しいので、初めのうちは、キーがわからなかったら調べて答え合わせをして良いでしょう。
何度もそのような曲を経験することによって、パターンを知り、見なくてもわかるようになってきます。
コードの役割
コードの役割を知ることで、コード進行のパターンを理解することができるようになります。
ここまでで、コードを調べたい曲のキーがわかり、そのダイアトニックコードがわかったと思います。
次に、ダイアトニックコードの内、どのタイミングでどれを使えば良いのかを説明します。
キーが何であっても役割は同じなので、数字(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ)でコードを表します。
それでは、1つずつ説明していきます。
これを理解すると、曲調の雰囲気からなんとなくこのコードかな?という感覚が芽生えてきます。
次に、この役割を踏まえたコード進行の良くあるパターンを紹介します。
読んだだけじゃなんのこっちゃわからんな、となると思いますので、これを実際に色んなキーで弾いてみて、その音の流れと、コードチェンジのパターンを体にしみ込ませましょう。
同じパターンならどのキーで弾いても、高さは違うだけで、流れは同じだということがわかると思います。
効率的な練習方法
上で紹介したコード進行のパターンはあくまで一例で、違うパターンのコード進行の曲もいっぱいあります。
ですので、たくさんの曲を演奏していく中で、新しいパターンに出会うたびに、少しずつ覚えていく方法がおすすめです。
効率的な練習方法は、自分でちょっと頑張ってみて無理ならすぐに答えを見る、という方法です。
具体的な手順は、
4の数字のパターンというのは、例えば、C→G→Am→Em(キー:C)という進行が
あったとしても、これを、Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲmと覚えるということです。
こうすることにより、キーが違っていても同じパターンの曲は全て使えるようになります。
初めのうちは、次がどのコードなのか中々わからないと思います。
ですが自分の中で、覚えているパターンが増えていくと、そのパターンで構成されている曲は弾けるようになるので、1つ覚えるごとに弾ける曲がどんどん増えていきます。
上の手順で何曲もやっていると、20~30曲くらいすれば、なんとなく次のコードがわかってくると思います。
まとめ
理解できましたでしょうか。
実際にやってみて、少しわかるようになってこないとなかなかイメージが掴みづらいと思いますが、できるようになることを信じて思ってやってみてください。
僕自身もできなかったときは、未知の領域で出来る気がまったくしてませんでしたが、できるようになったら当たり前の感覚です。
選ばれし者だけができるようになる訳じゃありません。
誰でもできるようになります。
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