曲を聞いただけでコード進行がわかるようになる方法

2018年11月14日

この記事では
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  • 曲を聞いただけでコードがわかるようになりたい
  • プロの人とかって聞いただけですぐギター弾き始めるよね

という疑問に答えます。

初心者の人は通常、曲のコード進行が知りたいとき、コード譜が載っているサイトで検索し、コード譜を見ながら演奏する人が多いと思います。

ですがプロの人等は、コード譜を見なくてもすぐギターを弾き始めますよね。

それは少しの知識を知ることと、多少の練習によってできるようになります。

コード譜を見なくても曲を聴いただけで頭の中でコードが浮かぶようになったら、とても便利で楽器を演奏するのがさらに楽しくなります

 

この記事では、曲を聞いただけでコードがわかるようになるための方法をまとめています。

CHECK
  • コード譜を見なくても弾きたい曲を弾けるようになる
  • 一人カラオケがいつでもできるようになる

※ちなみに、この話はコード進行に関する話なので、コードを出せる楽器なら何の楽器でも適応できます。

曲を聞いただけでコードがわかるようになる方法

曲を聞いただけでコードがわかるようになる方法は以下のステップで進めます。

CHECK
  1. ダイアトニックコードを理解する
  2. 曲のキーの見つけ方を理解する
  3. コードの役割を理解する
  4. 練習する

このステップを1つずつ進めていくことで、メロディーが思い浮かぶ曲ならだいたいコードが分かるようになってきます。

それでは1つずつ説明していきます。

ダイアトニックコードを理解する

ギターを弾く人

ダイアトニックコードを理解することは、曲を聞いただけでコード進行がわかるようになる第一歩です。

ダイアトニックコードというのは、曲によく出てくるコードの組み合わせです。

一般的なJ-popなどの曲はコード進行のパターンがある程度決まっており、
出てくるコードの組み合わせもある程度決まっています。

それを理解すれば、なんとなくこの雰囲気の曲はこのパターンかな?という感じ
コードが頭の中に浮かぶという仕組みです。

ダイアトニックコードを覚えると言っても、そんな難しいことではありません。

 

わかりやすく、ダイアトニックコードを説明します。

ダイアトニックコードの詳しい音楽理論を解説しようとすると複雑ですので、今回は必要なところだけシンプルに説明します。

まず曲にはそれぞれキーというものが存在します。キーは、その曲の基準になる音であり、その曲の中で一番安定する音です。
後ほど、キーの見つけ方についても解説します。

それぞれのキーによって、ダイアトニックコードがありますが、同じパターンなので1つだけ覚えれば残りは応用できます。

 

例えば、キーがCの場合。

まず、Cから順番にコードを並べます。

C D E F G A B

そして次に、2番目にm7、3番目と6番目にmをつけます。

ここは暗記ですが、やってる内に慣れてきます。

C Dm7 Em F G Am B

この中で、7番目のコード(B)はめったに使わないので、消します。

C Dm7 Em F G Am

これでダイアトニックコード完成です。

キーがCの曲は上記のコード達で構成されている曲が多いということになります。

 

もしも、キーがGなら、

G A B C D E F

G Am7 Bm C D Em F

G Am7 Bm C D Em

となります。

別のキーでもやり方は同じです。

コード譜を見ると、ほとんどがダイアトニックコードでできてることがわかると思います。

たまにダイアトニックコードにないコードが出てくることもあり、その場合はパターンを個別で覚えていく必要がありますが、ダイアトニックコードだけで構成されている曲も多くあります。

キーの見つけ方

レノボ, フィリップス, 音楽, Onedirection, 歴史, 本, ノート, 表記, キーボード

先ほども書いたとおり、キーは、その曲の基準になる音であり、その曲の中で一番安定する音となります。

よって、

CHECK

キーは一番初めのコードと、終わりのコードで使われることが多い

です。

キーの見つけ方は次の手順になります。

  1. 曲の出だしのフレーズを歌いながら、メジャーコードを適当に鳴らしてみる
  2. 合ってないと感じたら、C→D→E→…という感じで、次のメジャーコードを順番に試していく
  3. 合ってると感じるコードがあったらそれがキーの可能性大!

また、暗い雰囲気の曲ならメジャーコードではなく、マイナーコードをAm→Bm→Cm→…と
鳴らしてみましょう。

キーを見つけたと思ったら、それをジャラーンと鳴らしながら曲が終わる感覚が
あるかも確かめてみましょう。

 

さらに、キーの見つけ方のコツとしては、

コードはその時の歌の音階を含んでいることが多いので、その歌いだしのフレーズをギターの単音で弾いてみて、その音を含んでいるコードはどれか考えてみましょう。

 

また、曲の始まりや終わりがキーでない曲もあります。

そのような曲は他の曲に比べてキーを探すのが難しいので、初めのうちは、キーがわからなかったら調べて答え合わせをして良いでしょう。

何度もそのような曲を経験することによって、パターンを知り、見なくてもわかるようになってきます。

コードの役割

ギターコード, ギター, 和音, 音楽, 楽器, 文字列, 音響, 黒と白

コードの役割を知ることで、コード進行のパターンを理解することができるようになります。

ここまでで、コードを調べたい曲のキーがわかり、そのダイアトニックコードがわかったと思います。

次に、ダイアトニックコードの内、どのタイミングでどれを使えば良いのかを説明します。

CHECK

ダイアトニックコードにはそれぞれ役割があり、出てくるタイミングがある程度決まっています

キーが何であっても役割は同じなので、数字(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ)でコードを表します。

Ⅰ Ⅱm7 Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm

(キーがCなら、C Dm7 Em F G Amということ)

 

それでは、1つずつ説明していきます。

  • Ⅰ:キーとなるコードであり、一番安定するコード。これで始まって、これで終わることが多いです。
  • Ⅱm7:Ⅳの仲間。Ⅳと同じようなタイミングで出てくる。
  • Ⅲm:不安定なコード。次は安定的なコードにいく。
  • Ⅳ:安定と不安定の中間みたいなコード。Bメロの始めでよく出てくる。
  • Ⅴ:不安定なコード。次は安定的なコードにいく。
  • Ⅵm:安定的なコード

これを理解すると、曲調の雰囲気からなんとなくこのコードかな?という感覚が芽生えてきます。

 

次に、この役割を踏まえたコード進行の良くあるパターンを紹介します。

  • サビ前からサビにいく時等によく使われる:Ⅴ(不安定)→Ⅰ(安定)
  • 色んな所で出てくる:Ⅳ(中立)→Ⅴ(不安定)→Ⅰ(安定)
  • Aメロ、サビでよくあるパターン:Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅱm7→Ⅴ
  • Bメロでよくあるパターン:Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵm

読んだだけじゃなんのこっちゃわからんな、となると思いますので、これを実際に色んなキーで弾いてみて、その音の流れと、コードチェンジのパターンを体にしみ込ませましょう。

同じパターンならどのキーで弾いても、高さは違うだけで、流れは同じだということがわかると思います。

効率的な練習方法

アコースティックギターのセレクティブフォーカス写真を演奏する男

上で紹介したコード進行のパターンはあくまで一例で、違うパターンのコード進行の曲もいっぱいあります。

ですので、たくさんの曲を演奏していく中で、新しいパターンに出会うたびに、少しずつ覚えていく方法がおすすめです。

効率的な練習方法は、自分でちょっと頑張ってみて無理ならすぐに答えを見る、という方法です。

具体的な手順は、

CHECK
  1. 歌いながらダイアトニックコードの中から適当にコードを弾く
  2. 合ってないと感じたら別のダイアトニックコードを全て試す
  3. 全て合ってないと感じたらコード譜で答えを見る
  4. コード進行がわかったら、それを数字のパターンとして覚える
  5. 1~4の繰り返しで、色んな曲をやってみる

4の数字のパターンというのは、例えば、C→G→Am→Em(キー:C)という進行が
あったとしても、これを、Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲmと覚えるということです。

こうすることにより、キーが違っていても同じパターンの曲は全て使えるようになります。

 

初めのうちは、次がどのコードなのか中々わからないと思います。

ですが自分の中で、覚えているパターンが増えていくと、そのパターンで構成されている曲は弾けるようになるので、1つ覚えるごとに弾ける曲がどんどん増えていきます。

上の手順で何曲もやっていると、20~30曲くらいすれば、なんとなく次のコードがわかってくると思います。

まとめ

理解できましたでしょうか。

実際にやってみて、少しわかるようになってこないとなかなかイメージが掴みづらいと思いますが、できるようになることを信じて思ってやってみてください。

僕自身もできなかったときは、未知の領域で出来る気がまったくしてませんでしたが、できるようになったら当たり前の感覚です。

選ばれし者だけができるようになる訳じゃありません。

誰でもできるようになります。

本記事の中で

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  • ちょっとやりかたがわからない
  • もっと詳しく教えて欲しい

などありましたら、下記コメント欄よりいつでもご質問・ご相談お待ちしております!




2018年11月14日

Posted by ぺりそん