【元市役所職員】市役所職員のイメージと現実との違いを暴露!個々人の性格は民間企業とそんな変わらない!?
この記事では
- 市役所職員のイメージが知りたい!
- 市役所職員のリアルな姿が知りたい!
- 市役所職員の理想と現実が知りたい!
という疑問を解消します。
市役所職員に興味がある人は、一般的に持たれているイメージと現実との違いを知っておきましょう。
そうすることで誤解を無くしたり、誤った判断をすることを減らすことができます。
この記事では、元市役所職員である著者が市役所職員がよく持たれているイメージをまとめ、実際そのイメージが正しいのかどうかに答えていきます。
市役所職員が持たれがちなイメージは?
まずはよく市役所職員が持たれるイメージをまとめました。
後ほど、それが正しいのかを話していきます。
市役所職員の仕事に対するイメージ
まずは仕事に対するイメージ。
などが多いですね。
市役所職員の性格に関するイメージ
次は市役所職員の性格に関するイメージ。
などなど。
世間一般のイメージはこのようなイメージが多いのではないでしょうか。
僕が思うリアルな市役所職員とは
では市役所で働いてきて僕が思った、リアルな市役所職員のイメージを一言で表現します。
市役所職員は
ですね。
もちろん、市役所職員も様々な人がいますので、全員がそうではないし、これが当てはまらない人もいます。
ですが、全体としてこのような価値観・考えを持っている人が多いことは確かです。
市役所の中は良くも悪くも狭い世界です。
ですので、問題を起こすとすぐにそれが広まってしまい、自分の評価やその後の市役所人生に大きく関わります。
なので「問題を起こさないこと」というのをより重視しています。この傾向は民間企業より強く、また、高齢になればなるほど顕著です。
この問題というのは、仕事上での問題もあるしプライベートの問題もあります。
また、市役所職員の多くは、忙しすぎても暇すぎても嫌で、それなりの忙しさというのを好みます。
その理由は、忙しすぎると定時に帰ってプライベートを充実させられなくなるし、暇すぎると手持ち無沙汰になるし、「あいつは仕事をしてない」と思われる可能性があるからです。
市役所職員が持たれがちなイメージは正しいのか?
では、上で書いたようなイメージが正しいのかどうか、個別に答えていきます。
定時上がりができる
確かに民間企業と比べると、定時上がりできる可能性は大きいです。
ですが、市役所の中でもこれは主に部署によって異なります。
忙しい部署に配属されてしまうと、毎日残業なんてこともあります。
逆に暇な部署なら、毎日定時上がり、となります。
時期によって3~4月は残業が多くなる、という部署もあります。
詳しくは【元市役所職員が語る】市役所でも激務ってあるの?激務な部署と対策は?にて話していますので、気になる方はどうぞ。
残業が少ない
民間企業と比べると確実に平均残業時間は少ないですね。
ですが先ほども話したとおり、部署によるのでそのへんの民間企業よりも残業が多い、という市役所職員もざらに存在します。
収入が安定している
これは正しいです。
市役所職員の収入は景気や業績などで変わりません。
民間企業ではボーナスがなくなったり減給になることもありますが、市役所職員はそのようなことはありません。
規則違反や違法行為などをしてしまうと、職位が下がったり減給になったり、最悪懲戒免職になることもあるので注意してください。
仕事内容が簡単
これも正しいです。
市役所職員の仕事は民間企業よりも簡単です。
言ってしまえば、誰にでもできるような仕事です。
もちろん仕事によってそうでないものもありますし、技術職に関しては資格が必要だったりします。
ですが、大半の仕事は超簡単な仕事です。
僕がやっていた具体的な仕事内容を【元市役所職員】市役所職員の仕事内容は?1日の流れを細かく紹介!にて話していますので、気になる方はどうぞ。
窓口での対応に柔軟性が無い
これも正しいです。
市役所職員の仕事というのは、全て法令を根拠に進められます。
そして、そのほとんどがマニュアル化されていたり、以前のやり方を踏襲して進められます。
その結果、イレギュラーな対応や、臨機応変な対応はしてもらえません。
その背景には
などの要因があります。
福利厚生が充実
これも正しいです。
まず公務員は民間企業よりも手厚い年金制度に加入できるため、その時点でメリットがあります。
それ以外にも、商業施設や宿泊施設を安く利用できるなどの制度もあります。
また、シンプルに有給付与日数が多かったり、有給を取りやすい、というのもあります。
異動が多い
これも正しいですね。
多くの市役所ではジョブローテーションを採用していて、約3年に1部署、というスパンで異動があります。
ですが、個々人の希望や部署の状況によっても左右されるので、人によっては何年も同じ部署、という場合もあります。
勤勉で細かく仕事をする
確かに民間企業と比較するとその傾向はありますね。
その理由は、そもそも仕事内容が細かいミスが許されない仕事が多いためです。
例えば、公的文書を出したり、法令を修正したり、などの誤字脱字が許されない仕事等です。
ですので、性格的に勤勉で細かいというよりは、仕事上そうならざるを得ない、というのが正しいと思います。
真面目で面白味がない
確かにその傾向はあるかもしれませんが、僕の体感だと、そこまで民間企業と大差はありません。
確かに仕事上、公的な立場が求められるので、真面目な態度が望まれますし、プライベートでも規範となる行動が求められます。
ですが、市役所職員であっても面白い人はいますし、適当な考えの人もいます。
むしろ、普段市役所という縛られた環境にいる分、プライベートでは普通の人よりも開放的になる人も多い気がします。
頭が固く、融通がきかない
これも民間企業と大差ないです。
仕事上、そのような立場を取る必要があるのでこのようなイメージが付きやすいですが、個々人の性格としては柔軟な考えを持った人も多いです。
市役所職員の仕事としての振る舞いと、個々人の性格というのは分けて考えるべきです。
有能・優秀
これは間違っています。
市役所職員よりも民間企業に勤めている人のほうが有能・優秀な人は多いです。
民間企業は、より大きな売上を上げることを目標としているため、比較的ストイックに仕事での成果が求められます。
従業員としてもその方が自分の給料や昇進につながるため、頑張って仕事をします。
ですが市役所職員は利益向上を目標としておらず、成果を出しても昇進に繋がりにくいため、仕事に対しての向上意欲が少ないです。
ですので、環境として市役所職員は、優秀な人が現れづらいです。
また、市役所職員の仕事内容は大半が誰でもできるような簡単な仕事です。
ですので、スキルアップしていくような環境になっておらず、そういう意味でも優秀な人は少ないですね。
親切
これは人によります。
市役所職員になる人で、本気で「地域住民によりよい生活を送ってもらうために頑張るんだ」などと思っている人はほんの少数です。
大半は、
などを求めて市役所職員になります。
ですので、市役所職員=親切、ということは全くありません。
市役所職員で親切な人は、たまたまその人が元から親切な人だっただけです。
事なかれ主義
これはある程度正しいです。
まず仕事でいくと、市役所職員は問題を起こしたくないため事なかれ主義的な立場を取りたがります。
これは間違いありません。
ですが、性格的に事なかれ主義なのかどうかはわかりません。
例えば、家庭内などプライベートでも事なかれ主義的な立場を取るかと言うと、それは人によります。
【元市役所職員】市役所職員のイメージと現実との違いを暴露!個々人の性格は民間企業とそんな変わらない!?のまとめ
市役所職員は仕事上、偏ったイメージを持たれがちです。
仕事上での振る舞いと、その人の性格が同じということにはならないことが多いので、イメージにとらわれて偏った認識にならないように気をつけましょう。
その他、市役所職員関連の記事をまとめていますので、こちらもご活用ください。
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