【元市役所職員】市役所職員って楽?リアルな市役所の雰囲気を暴露!
この記事では、
- 市役所職員の仕事って楽なの?
- 実際どんな仕事をするのか知りたい
という疑問に答えます。
市役所職員を志望している人は、市役所職員の仕事の実態を把握した上で就職するようにしましょう。
そうしないと、思っていた雰囲気と違い、後でギャップを感じてしまう可能性があります。
この記事では、元市役所職員の経験を元に市役所職員の仕事がどれだけ楽なのかをまとめています。
市役所職員って楽?
市役所職員って楽?ですが、先に結論を言ってしまいますね。
答えは、
です。
市役所は民間企業に比べて平均的に仕事が楽です。
仕事量が少なく、期限やプレッシャーも少ないです。
簡単に言うと、
です。
ですが、一部の部署については比較的仕事がハードな部署も存在します。
多くの職員はそのような部署を避けて、
という思想で日々過ごしています。
市役所が楽な理由
なぜ民間企業に比べて市役所の仕事が楽かというと、根本的に流れている空気が違うためです。
民間企業は利益を少しでも多くすることが最大の目的です。
そして、結果を出さなければ自分たちの給料が減る可能性があるという構造の中で働いています。
ですが、市役所の場合、利益を追求してはいません。
目指していることは
です。
つまり、何かを目指して頑張っているというよりは、
で良いわけです。
片や少しでも多い利益を目指していて、片や現状維持では、そりゃ空気も違ってくるに決まってますよね。
その空気感は仕事へのスタンスに直結しているため、基本的な公務員のスタンスは、
です。
より良く変えていこう!
というスタンスに対して
となるため、受け入れられづらいです。
よって、市役所では仕事量が少ないため期限のプレッシャーもほとんどないのです。
また、市役所では運営できなくなることが一番のリスクですので、職員数も余裕を持って配置しています。
ですので、仕事量に対しての人数が民間企業より多く、一人あたりの仕事量が少なくなります。
その結果、仕事が楽になる、ということです。
実際に私がやっていた仕事内容を全公開!
私は2016年から市役所に入庁し、私立の保育所を担当している部署に配属になりました。
その後、3年間その部署で勤務するのですが、その期間で実際にやっていた仕事をご紹介したいと思います。
市役所では大体の部署で、暇な時期と忙しい時期が分かれています。
基本的に、年度末~年度初めは忙しい傾向にあり、私の部署でもそれは同じでした。
今回は私がやっていた仕事を、暇な時期と忙しい時期に分けてご紹介したいと思います。
暇な時期(6月~2月)
まずは暇な時期から紹介します。
暇な時期がどれくらい暇かと言うと、
こういう感じです。
楽園ですか?って感じですよね。
そうなんですよ。
その期間の仕事内容が以下の通り。
保育園運営費の支払い業務(毎月)
保育園が運営するためのお金を保育園に支払う業務です。
請求書のチェックがめんどくさいですが作業自体は簡単で、毎月のことなので決裁も一部だけ変えてコピペでOKというシンプルなお仕事。
具体的には下記のような感じです。
私が働いていた尼崎市は中核市だったのでけっこう園数が多くかったですが、市によってはもっと楽な市も多くあります。
制度改正業務(毎年1,2個)
これは補助金の要綱(制度が定められている文書)等に不備があったり不十分なところがあった際に、内容を更新する仕事です。
これも更新する内容を理解して、それを要綱に盛り込めばいいだけなので難しいことはありません。
具体的には下記のような感じ。
見てわかる通り余裕ですよね。
補助金申請受理・交付決定業務
保育園から補助金の申請書が届くのでそれを受理して、内容が適正なら交付決定する仕事です。
1人につき補助金を4個くらい担当していましたが、これも一度内容を理解すれば後は作業という感じでした。
具体的には、以下の通り。
という感じです。
これを、1年間で1人3,4個するような感じですね。
予算要求業務
次は、来年度の予算要求資料を作成して担当部署に提出する業務です。
これはミーティングが必要だったりするので、少しプレッシャーがありましたが民間企業に比べれば余裕です。
具体的には以下の通り。
資料を作成する内容も上司に教えられた内容をそのまま作るような感じなので、難易度はイージーです。
庶務関連業務
残りは、庶務関連の業務です。
色々ありますが、例えば文書整理&保管業務など。
これも言わずもがなですが、全然難しくないし、プレッシャーもないし、急ぐこともありません。
忙しい時期(3月~5月)
次は忙しい時期です。
忙しいと言っても、正直そんなに忙しくないです。
くらいのレベルです。
普通じゃない?って感じですよね。
この期間の業務が以下の通り。
保育園運営費の精算業務
毎月支払っている運営費の中で「年度末に支払います」としている分があるので、それを含めた最終の額を確定して支払う仕事です。
これはけっこう多くの項目が複雑にあるので、額を計算するのに時間がかかります。
また、額確定後も請求書を集めてチェックしないといけないので、それもめんどくさいです。
具体的には以下の通り。
これは3月の児童数が確定しないとできない作業なので、どうしても年度末になってしまいます。
そしてお金が絡むので出納閉鎖期間までに終わらないといけず、デッドラインもまあまあ厳しいです。
補助金実績確認・支払い業務
補助金の実績報告書を受理し、内容が適正なら支払いをするという仕事です。
年度末に作業が集中するということと、デッドラインもあるということで、ちょっと急がないといけないという感覚の仕事です。
具体的には以下の通り。
これは3月末までの実績をチェックするので、どうしても年度末になってしまいます。
また、補助金の種類によるのですが、実績のチェックがけっこう大変なものもあったりします。
市役所職員って楽?実際にやっていた仕事内容を全公開!のまとめ
いかがだったでしょうか。
今回は実際に私がやっていた仕事を紹介しましたが、市役所の仕事は様々ですので、あくまで一例として参考にしていただければと思います。
上記で紹介した仕事の他に、突発的に入ってくる仕事があったりはするのですが、毎年ルーティン的にある仕事は全公開できたかなと思います。
市役所の仕事は、暇な時期は本当にゆるーいです。
そして、忙しい時期も民間企業の激務に比べたら全然楽だと思います。
仕事に何を求めるかは人それぞれですが、もし楽さを求めるなら市役所はぴったりだと思います。
こちらで市役所職員になるための記事をまとめていますので、ご活用ください。
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